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2006年 10月 11日

the burning paris 『 half-truths & indiscretions the anthology 』

the burning paris 『 half-truths & indiscretions the anthology 』_e0021191_20511441.jpg■現在はバンド名もOn Fireに変えて活動している、米ボストンのThe Burning Paris(バーニング・パリ)。2000~2004年の間にリリースしていた廃盤音源を一枚にまとめたもの。2006年『half-truths & indiscretions the anthology』。流れとしては『And By December You Will Know Where Your Heart Truly Lies』の3曲、『This Is Christmas』への提供曲「Silver Trees」1曲、『Coral City Ruin』の8曲、スミスのカバー「asleep」1曲、未発表曲「Whitlock」1曲の全14曲。
オフィシャルHPmyspaceで試聴

●現在 On Fire に名前を変えて活動しているバンドの過去の作品がオムニバスとなって再発したので買ってみた・・・以前のバンド名はThe Burning Paris。別にOn Fire も名前だけしってるくらいだし、これと言ってどういう経何で買ったのかが思い出せないんだけど、けど、まったく無意識に買ったのがそれなりに良いと妙に嬉しい。

音は今のインスト・バンドに近い激情的な感じで(ボーカルありだけど、違和感が無い)、静から動の展開、それに伴う音の強弱による感情表現、溜めてためて爆発、・・・よくシガー・ロスやモグワイ、また静寂な部分ではHammockあたりが引き合いに出されてる。しかしながら、このバンドの特徴は、例えば激情的な部分や溜めて爆発するところに、ギター・ノイズではなくチェロを使ってところ。これがとても良い感じ・・・もちろん全体的にチェロが利いてる。妙に厳格だし、ややゴシックにも感じれるし・・・激情的なんだけど、とてもインテリジェンス。あと、音も重厚だし録音状態もかなり良い。

あと、なんと言っても音の美しさだな。僕的にはサクソン・ショアーに匹敵する。もちろん、その美しさを過度に表現するためのメリハリがとても上手い。音がとても繊細だし叙情的。ただ、コンピレーションなので、サービスな曲などあまりまとまってる流れには感じないので気がするので全体としては★★★★。チェロを使うバンドと言えば大好きなアネクドテンだけど、このThe Burning Parisも一曲だけ(3曲目、これが一番良い)プログレな展開をする曲があったなぁ~。

by nyankoronica | 2006-10-11 20:39 | 音楽- アメリカ


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