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2007年 04月 09日

Jo Mango 『 Paperclips and Sand 』

Jo Mango 『 Paperclips and Sand 』_e0021191_22162348.jpg■グラスゴー出身のフォークな歌姫、Jo Mango(ジョー・マンゴー)。2006年1st『Paperclips and Sand』。先日3月のVASHTI BUNYAN 来日公演2007にバックバンドで参加したり、3月2日には代官山UNITにて”晴れたら空に豆まいて”に参加。
オフィシャルHPmyspace試聴やKCRWでのライブなど

●OWENに引き続き、Jo Mangoの『Paperclips and Sand』もあまりにも素晴らしくて逝っちゃいそう・・・こんな安らかな気持ちの時にいつの間にかポックリとが理想だよな。全然関係ないけど、「やるんだったらフルートだな」と楽器ならずとにほとんどすべてのことが出来ないけど思ったり・・・あの美しさはね~な。

グラスゴー出身ってこともあるのか、どことなく英国フォークを踏襲してるような音作りに、伸びがありクリアーで包み込むような優しいJo Mangoのボーカル。あまりバンド・サウンドに頼ることなく(何曲かはあるけど)、アコースティック・ギターにフルートやヴァイオリンだったり男女混声だったりを加え、シンプルな中で情感を深めていく。それがセンチメンタルなんだけど、でも過度に湿っぽくなく清涼感があり、なんか切なさと安堵感が同居してるんだよね・・・僕にとってはOWENや湯川潮音などと同じような感覚。

前半を聴いてると、大好きなチューダー・ロッジなんか思っちゃうけど(良いフォーク・アルバムはすべてそう思っちゃうんだな)、一曲目ボーカルの美しさをフューチャーするようなシンプルな楽器のみでのJo Mangoの歌声(なんつーんだろあの楽器)、三曲目の男女混声で高揚感を増して行き、四曲目の徐々にアグレッシブになってく展開にキュンキュンし、五曲目六曲目のフルートの美しい響きにヨダレが出る。八曲目でバンド・サウンドになり勢いの中でもボーカルの存在感を出し、最後十曲目の後ろの方で鳴るフルート(?違うな、もっと軽い感じの笛の音)の音には、マジで泣きそうになるほど。

最初は八曲目が違和感あったけど、何度も聴いてるとすごく良い流れなアルバムで、一生もんのCDだなと思う、★★★★★。OWENに引き続き湯川潮音好きにもいけるはず・・・てか、潮音さんと体育座りしながら一緒に聴きたい。

by nyankoronica | 2007-04-09 22:14 | 音楽- イギリス


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