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2007年 09月 14日

庵野秀明 / 摩砂雪 / 鶴巻和哉 『 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 』

庵野秀明 / 摩砂雪 / 鶴巻和哉 『 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 』_e0021191_20553426.jpgヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007/日)
[Animation/Drama/SciFi]
製作総指揮 大月俊倫
監督 庵野秀明 / 摩砂雪 / 鶴巻和哉
脚本 庵野秀明
原作 庵野秀明
撮影 福士享
美術 加藤浩 / 串田達也
音楽 鷺巣詩郎
出演 緒方恵美 / 林原めぐみ / 三石琴乃 / 山口由里子 / 立木文彦 / 清川元夢
goo映画にて詳細

●『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観に行く。まったくヱヴァンゲリヲンを知らなかったので、果たして理解できるかどうかは疑わしかったが、最近『涼宮ハルヒの憂鬱』を本で読んだり、友人にオススメの漫画のアドバイスをもらったりと、所謂オタクに近づきたいとマジメに思ってるので、行くしかないかなと映画館に足を向けたところ。なんか1995年ごろに流行ったらしいけど、まったく名前すら聞いた記憶はなかったと思う・・・思い起こすと、このころは大学に入学したばかりで、その一年間だけは遊んでばかりいた記憶がある。そもそも人と遊ぶの苦手なんだけど、でも受験勉強からの反動か、実家から通学してたにも関わらず、バイトのある週末にしか帰ってなかったようは気はする。だから、もちろんテレビなんて見てるわけもなく、僕の知らないところで社会現象になってたんだろうと思う。ちなみに、その遊びも1年で嫌になってしまって、極力友人たちに出くわさないように2年以降は図書館などでひっそりと過ごしてた・・・なんか、無駄に「これじゃイカンだろ」って思ってしまったんだよな。

よく分からないが、そのテレビ放映されたものを再び映画化したものらしい・・・あぁ~どうりでストーリー展開が早かったわけだな。もちろんすごく面白かったし、この映画でやった範囲は、少しだけ理解できたかもしれない。ただファンには失礼だろけど、正直ガンダムのハイテクバージョンかなって思ってしまったところ。主人公の碇シンジのネガティブさは、ある種アムロの冷ややかさに似てなくもないし、モビルスーツとヱヴァンゲリヲンの理念(?)は、そう代わりはないんじゃないかななんて考えたりもした。ただ、敵がこの映画だと無機質であり機械的で、シャアとのやり取りみたいな人間味はまったくない。この映画の特質は、碇シンジと綾波レイのやり取りのような気がするけど、これに関して言えば結構ウルウルしてしまった・・・なんつーか、碇シンジのネガティブさと綾波レイの退廃的でありながたも強い意思・優しさとの交わりが、断然今っぽいわけだし冷たい雰囲気でありながらもどこか暖かいところとかさ。

戦闘シーンや、それに付随するクルー(?)のやり取りはすごく迫力がありまた臨場感もある。それは多分、このアニメの専門用語を説明もなしに列挙するところにあるのかなと思った。昔の(80年代とか)この手のアニメだったり映画だったりしても、そんなマニアしか分からないような専門用語をあからさまに出さないし、また映画上においてもものすごくわかりやすい解釈がなされてたりした。ガンダムだってそんな難しい専門用語は出てこなかったよな。しかしながら、例えばゲームのファイナルファンタジーが、戦い方やステータスの属性だのなんだのかんだのと高度化していくのと同じように、この手のアニメ映画も専門用語が普通に発せられるような位置まできたんだろうなと思う。昔はさ、そういうの曲がりなりにも理解できたガキだったかもしれないけど、おっさんになるとどうも距離間を感じてしまうよな・・・パソコンに四苦八苦するおっさんと同じようなもんだ。まあでも、意味のわからない迫力に圧倒されたのは事実。

結局のところは、そこを好きになれるかどうか・理解しようとできるかどうかが、この手のアニメ(漫画)を好きになる要素なんだろうなと、ハルヒも含め思ったりもした。★★★★、もちろん途中であるわけだから、内容の感想はまだまだ判断できない・・・ただ、興味は持ち始めているところ。ん~オッパイはいかんよな、綾波レイの。想像しちゃうじゃないかよ。

by nyankoronica | 2007-09-14 00:01 | 映画- 日本


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